マンションの個人間売買をしたいけど進め方がわからない
お客様からのご相談内容
転勤に伴い、他地域で働いている知人が所有しているマンションを購入したいと思っています。ただ、個人同士の取引なので、何をどのように進行すれば良いかまったくわからず、困っています。
当人同士で価格の折り合いはついているので、銀行へ融資の相談へは行きましたが、審査のための契約書と重要事項説明書が必須なので、不動産業者に依頼してほしいと言われてしまいました。
ただ、自分・知人・物件すべて違う地域に所在するため、どの地域の不動産業者や銀行に相談すべきかもわかりません。このような状況でも相談に乗っていただけるのでしょうか。
こちらのお客様は価格まではご本人同士で決まっているものの、それ以降の進行でお困りのご様子でした。
特に住宅ローンについては、銀行から門前払い状態。融資を受けないとマンションの購入はできないため、このままでは売買取引自体が不成立になってしまいます。
そこで当社が個人間売買のお客様向けに住宅ローンのサポートを行う「おまかせ仲介プラン(Eプラン)」をご利用いただき、晴れてマンションの売買が成立できました。
こちらのお客様のように、個人間売買は「値段さえ決めれば大丈夫」とはいかない場面が多々あり、特に住宅ローンの利用をご希望される場合は難易度がぐっとあがります。
ただし、住宅ローン自体も業者が入ればすべて問題がクリアできるとは限らず、売主様・買主様同士のご関係によって、さらに多くの問題をクリアしていく必要があります。
ここでは、当社におけるマンションの個人間売買の進め方について詳しくご紹介していきます。
当社でマンションの個人間売買をサポートする際の進め方
個人間でマンションを売買することは決まったものの、何から始めればよいのかわからない。そのようなご相談は多くお寄せいただきます。
- 物件価格はどのように決めればいいのか
- 住宅ローンの残債はどのように精算して引き継げばいいのか
- 登記はどのように移せば良いのか
など、お客様が抱える課題は山積みです。
実は個人間でのマンション売買は、どのような理由・背景があるかによってお取引の進め方は異なります。すべてのお取引が同じ方法で進めることはなく、お客様それぞれの背景に基づき、お手続きが異なります。
たとえば、離婚がきっかけで夫婦間売買をご希望されるケースは、これから離婚されるのか。あるいは、すでに離婚されているのかなど、現在のご状況によって進めていく手続きが異なります。
そのため、当社でサポート行う際はまず次のようなことをお伺いしています。
マンションの個人間売買を進める際、次のようなことをお伺いします
1.マンションを個人間売買される理由
まずは、なぜマンションを個人間売買するのかについてお伺いします。どのようなご事情でお取引を行うことになったかの経緯をできるだけ詳しくお知らせいただいています。
このヒアリングを行う理由は、お客様にとっての「正しいマンション売買の進め方」を整理することができるからです。そのため、私たちにとっては非常に大切なポイントになります。
ご回答例
- 知人にマンションを売って、そのお金で引っ越したい
- 離婚をすることになったので、名義変更をして妻の持ち物にしたい
- マンションを相続したけど使わないので知人に売りたい
- 親がマンションのローンの返済が苦しくなったので、子供の自分が買い取りたい
2.マンションの売主・買主様のご関係
個人間売買の場合、売主様・買主様同士のご関係もお取引の進め方に大きく影響を及ぼします。
たとえば、知人同士の売買ならば比較的簡単にお取引は成立します。けれども、親子間・親族間・夫婦間の場合は一気に難易度が上がるため、知人間売買では行わないお手続きを行うケースもあります。
詳しいお手続き方法については、より詳細をお伺いする必要がありますので、まずはぜひ無料相談をご利用ください。
ご回答例
- 知人同士
- マンションの大家と借主
- 親子
- ご夫婦
- 離婚前のご夫婦
- 離婚後のご夫婦
- 兄弟・姉妹
- 親族
3.マンションの代金のお支払い方法
買主様がどのように代金をお支払いされるご予定かを伺います。
現金で一括払いをご希望される場合は比較的スムーズに進めやすい内容ばかりです。
しかし、住宅ローンをご希望される場合は銀行・金融機関にご協力をしていただく必要があるため、さまざまなステップを踏んでいく必要があります。
現金一括払いと住宅ローンを利用する場合とでは、お手続き内容がまったく変わりますので、ご注意ください。
ご回答例
- 現金一括で購入したい
- 住宅ローンを組んで購入したい
- フラット35を利用したい
- 割賦販売方式で購入したい
その他・マンションを個人間売買する時のチェックポイント
当社でマンションの個人間売買をサポートする際は、お客様にもご協力いただき資料や情報の収集をお願いすることがあります。なお、プランによっては私たちが代行できる内容もありますので、ご希望によりサポートのカスタマイズが可能です。
ここでは、プラン問わず調べる必要がある項目をまとめてご紹介します。ただし、次に挙げるもの以外にも、お取引する理由や売主様・買主様同士のご関係などにより確認事項は異なります。
- 相場の確認
- お取引するマンションの売買価格
- 室内の現況
- 買主様の勤続状況(住宅ローンご利用希望の場合)
- 売主様がご契約中の住宅ローンの返済状況
- リフォームローンの有無
- 管理費のお支払い状況
- 修繕積立金の詳細
- 売主様がマンション購入時の資料のご用意(図面・築年数などが書かれた資料など)
- 瑕疵担保責任の取り決め
- 周辺の開発計画
- 支払い期日
- 支払い方法
- その他
マンションの個人間売買の進め方・まとめ
これまでご紹介したとおり、マンションの個人間売買はすべてが同じ方法で進めることはなく、お客様それぞれに合わせたお手続きを踏む必要があります。
マンションの個人間売買でお困りの際は、ぜひ私たちにご相談ください。「正しい」方法をご紹介いたします。